ミントグリーンに包まれる「終の棲家」

ミントグリーンに包まれる「終の棲家」

横浜市港南区 U様

かつて設計士として活躍されたご主人が、ご自身と奥様のために図面を引いた、こだわりの邸宅。 テーマは「事務所としての機能性」と「夫婦二人が将来にわたって安心して暮らせる家」でした。

残念ながらご主人は完成後にお亡くなりになりましたが、プロならではの「計算された工夫」が息づいています。

今回は、奥様へのインタビューを通じて見えてきた、教科書には載っていない「バリアフリー設計の極意」と、住んでみて分かった「リアルな住み心地」をご紹介します。

明るい「ミントグリーン」のクロスが印象的なリビング。 光が当たると空間全体が柔らかく明るい印象に。「見るたびに気分が明るくなる」と奥様もお気に入りです。

設計士であるご主人が一番こだわった「奥様のための特別仕様」の階段。 一般的な蹴上げ(1段の高さ/20〜23cm)よりも数センチ低くし、逆に踏み面(奥行き)を広く設計。 「すり足に近い感覚で上がれて、降りる時も怖くない」抜群の安定感を実現しました。

家中のドアはすべて「引き戸」を採用し、床の段差(敷居)も徹底的に排除。 将来、車椅子生活になっても困らない設計は、現在の「掃除のしやすさ」にも直結。「掃除機を持ち上げなくていいので、家事が本当に楽」とのことです。

リビングの造作飾り棚には、設計士ならではの仕掛けが。 棚の裏側に「ティッシュ箱や日用品」を入れる隠しスペースを設置。 「使いたい時にすぐ手が届くけれど、リビングからは見えない」絶妙な位置で、生活感を消しています。

トイレ横のわずかな隙間も、あえて埋めずに「収納スペース」として活用。 トイレットペーパーや掃除道具など、座ったまま手が届く便利なストック置き場に。注文住宅ならではの無駄のない設計です。

2階からの光が降り注ぐ、開放的な吹き抜け空間。 大型家具の吊り上げ搬入ができるメリットがあります。 現在は遮熱対策に加え、「赤外線ヒーター(人を直接温める暖房)」を導入し、広い空間でも効率的に暖を取れるよう工夫されています。

プライベートな洗面室には、奥様の遊び心で「白地に青の花柄」のクロスを。 清潔感がありながらも華やかなアクセントが、毎日の暮らしに彩りを添えています。

竣工年 2020年
所在地 日限山市
構造 木造/2階建て
延床面積 93.38㎡
屋根 無石綿スレート板
外壁 軽量モルタル塗ア15
床材 LIXIL
壁材 リリカラ
天井 リリカラ
断熱 スタイロフォーム(1階床)、グラスウール (壁・天井)
キッチン ALESTA17
洗面 LIXIL
風呂 TOTO